アーカイブ: 2020年3月

藤孝の胃がストレスでマッハ

旧々主従
統一記最終回での一コマで、義昭相手ほどではないにしても義輝様にもそれなりに振り回されてそうだった藤孝がかわいくて…二人の普段の関係性が垣間見られて嬉しかったです
信長様に限らず強者が御所訪ねて来る度に会見の場に刀携えてって手合わせ提案しては藤孝に諫められてたのかなみたいなこと考えながら描いたやつ

実は大好きな主従というか忍び藤孝を語る上で義輝様の存在は欠かせないものと個人的に思ってるんですがいかんせん公式の描写と露出が……少ない……!!
放浪記で新たに何かしらが描かれたり藤孝の口から語られたりするのを期待してたんですが何も無かっ…うっまだ諦めてないですよ私は

縛られてる・囚われてると言ってもいい程までに織田家に来る前の藤孝がああも幕府を再興する使命感に駆られてたのってそれだけ義輝様への追慕と彼の無念を晴らす思いが強かったからなんだろうなぁと…
前にも語った気するけど藤孝は義輝様が最期に満足して笑って逝ったことを知らないんですよねええ…久秀への憎悪があそこまで膨らんでたのも元々情に厚く割り切れない性格だったのに加えてこのせいもあると勝手に思ってます
結果的には将軍家を捨てる事になったけど藤孝の胸の内には義輝様から託された願いはずっと残ってるし信長様が近い未来で治めることになる泰平の世は義輝様の理想でもあると信じて粉骨砕身しててほしい
まあそれが叶う直前に無二の英傑と仰ぐ主君を無二の親友が討つんですけどね!

官兵衛伝より後の時代の藤孝が、天下人となった秀吉本人のことや秀吉が天下を取ったことをどう思ってるのか知りたいような知るのが怖いような気持ちで正直いっぱいです

義輝様不在の主従withひとこと余計な男まんが
公式の藤孝はこんなこと聞いても一緒になって呆れるか苦笑いするかしてくれそうだとは思うけどそれはそれとして(べんりなことば)不敬者モブへの怒りが勝った世界線(べんりなことば2)です

藤孝も光秀もそれぞれ元の主君含め周りの人達への感情が大きい重い…背負うものを自ら次々に増やすなもうちょっとは楽に生きてくれ君らとなります そんな二人だからここまで好きになったんですけどね…
後を託されて生きる者同士でシンパシー感じていてほしい(結局あほ組で〆るいつものパターン)

20200315

病床の煕子さん
煕子さんにとっては臥せってからも一日一日がそれまでと変わらず幸せで暖かだったんだろうなぁと
光秀と一緒に縁側を歩いているコマと煕子さんの細く小さい手(心なしか本来以上にか細く見えて痛々しい…)を光秀がそっと包み込むように握るコマが本当に本当に好きで…彼女視点でのあの一ヶ月も見てみたかったです
あと放浪記最終話で明かされた煕子さんの願いがもう…
心情の仔細は語られなかったけど光秀の死に直面したくない、光秀のいない世界で生き続ける自分を考えられない…といったところなんでしょうか どこまでも光秀が世界の全ての御方…
官兵衛伝で最期のその時まで秀吉の側に居ることを選んだ半兵衛とかもなんですが、平時で控えめな人が望むその人なりのわがままにめっぽう弱いです
この願いも光秀であれば自分の望みを汲んでくれるはずという全幅の信頼と愛情があるからこそ抱けるものですよねきっと…

病床その二
玉ちゃんと十五郎くん、年相応に子供らしく素直で幼い部分がありながらも流石あの夫婦の子というべきか初登場時から聡明そうな印象を受ける子たちでしたが
煕子さん没後もまだ幼いのに自分たちの悲しみは二の次とばかりに父を気遣う姿を見せてたのは二人自身の心の強さだけでなく煕子さんが母として姉弟にも何か言い遺していたのでは…とか何とかいつもの妄想癖を発揮した時の産物です
直接遺言伝えると取り乱すのを懸念されてた父親とえらい差になってしまった
武家の子の母としての面が本編でも放浪記でも見られず終いだったのはちょっと心残りですね…いつかどこかで見られたらいいな

これはキャラクター全く関係無い自分語りなんですが…
私が光秀と藤孝のコンビにハマって二次創作を始めて、何より一番に考えていたのが二人の蜜月時代を絶対に蔑ろにしないぞという点だったんですよね
長年の友人・無二の親友であったにも関わらず袂を分かつ悲劇性もこの二人の魅力の内のひとつであるとは思うのですが、決してそれが全てでは無いとも思っていたし今もその気持ちにまったく変わりは無いです
結末がああだからといってそれまで二人が積み重ねてきたものを踏みにじられるようなことがあってはならないと…史実や他創作はともかくとしても(腹黒藤孝とかの路線もそれはそれで大好きなんですが笑)せめて信長の忍びの二人はそうあってほしいとずっと願ってました
だから本誌で煕子さんの遺言を聞いた時、光秀夫妻の絆に胸打たれたのは勿論だけど私自身肯定されて救われたような気持ちにもなったんです
あの言葉って煕子さん個人の人生観であると同時に重野先生が戦国作品を描く上で登場人物一人一人に向けた敬意や愛情そのもの、ひいては煕子さんを通して読者に伝えたい部分でもあると感じたので…
一から十まで自分本位と自惚れでおこがましいにも程がある言い分ですねすみません
しかもこんな事言ってるのと同じ口であほ組死別つらいー謀反つらい本能寺つらいーと喚き散らかしたり暗い絵や漫画を描いたりしてる二枚舌っぷり……


煕子さんとねね殿 重野先生のツイッターらくがきネタです
元庶民派同士気が合いそうでかわいい組み合わせだ…
この二人でも接点作れるんだから忠興と玉ちゃんが祝言挙げる前から家族間で親交あった明智と細川なら煕子さん麝香さんも良きママ友やってるに違いないと思うんですがどうなんですかね…!
会った事は当然あるし仲良いだろうし何なら子供たちも一緒に両家合同で新年にモチつきとかやってるでしょ絶対…とか何とか考えながら毎日生きてます
麝香さんのビジュアルはもうできてる発言以降の生殺しっぷりが本当もうしんどくもありいつか来るであろうお披露目が楽しみでもあり…

先生のツイッターらくがきと言えば麒麟コス忍びキャラのイラストが眼福すぎてむしろ大河よりこっちが楽しみになってるフシがあります(半分冗談)
背中合わせで共闘する光秀と藤孝というバディ好きの願望の体現がこんな形で見られる日が来るとは夢にも思いませんでしたよ……
麒麟衣装光秀かわいい刀構える藤孝かっこいい…なぜに萌え袖なんだデコおまえあざといな…
しかし忍びの二人が刀交える羽目になったら心技体全てにおいて光秀が藤孝に勝てるビジョンが見えなくて笑ってしまう 一応武将名鑑のパラメータの武術値1しか違わないのに…笑