にゃんにゃんにゃんの日など無い

うっかり統一記を通しで読んだ(よくやる)がために色々描きたくなってしまったウィーク
3巻完結という長すぎず短すぎないコンパクトさ・心なしかギャグが他に増してキレッキレ・王道少年漫画的なさわやかさ…と実は源流かつ殿堂入りの忍び以外だとぶっちぎり一番作風が好きな作品です次点で雑兵めし 背表紙の人選いいよね…いい…
信長の青春物語であり信長を取り巻く大人たちの物語でもあるなと思います そんな感じの絵も描きたい

織田信行
眉間のシワを髪で隠してもちゃんと険しい顔に見せられるかという課題を課してたんですがうまくいったのでよかった
前に浅井井規を描いた時にも言ったけどこうも他者への呪いを吐きながら息絶えるキャラはシリーズ全体でも珍しくて強烈ですよね まるで地獄の業火に灼かれて哄笑しているかのような最期の姿はその所業を魔王と呼ばれながらもただの人で在り続けた兄との対比なのか

帰蝶とえい 百合アニメの版権絵のような絵面(テーマ)
幼少期帰蝶は顔立ち始め全体的な印象ほとんど変わらないのに前髪の長さ・髪留めの大きさ・まつ毛の有無と小さな違いで明確に幼さが出てるのが凄い…

宇喜多最新話読んだんですがああうん…って感じで色々と噴出したので以下畳みと隠し

前に積年のアレコレを吐き散らかした時に危惧してたお手本かのような周りサゲ嫁アゲ描写のよくばりセットすぎて一周回って乾いた笑いが出てしまった
直家夫妻のやりとりは始終最高だったのにどうしてこう兄弟家臣その他周囲の人々を逐一こんな役回りにしないと嫁を立てられないのか
その人たちにもたとえ今はいなかろうと愛すべき運命の人が存在するだろうし何よりこんな性欲丸出しなムーブをしかも兄や主君の妻に対してやってる所なんて見たくないんですが…官兵衛伝初登場の頃からずっと大好きだったキャラが相方とセットで延々夫婦の取り巻きABみたいな描かれ方されてた放浪記のトラウマが蘇った あと頼廉
こんな品の無い描き方しておいて思い出したようにやる時はやる忠臣なんです的な扱いされても何も嬉しくない…ぽっと出のキャラや出番の少ないキャラにはファンなどほとんど付かないからどんな扱いしても良いとでも思われてるんでしょうか
でもまあ直家は妻アゲのために夫武将本人の格を下げられる事は無さそうなのでその点は救いですね…某光秀やら某村重やら某教如やらと違って…(夫婦ネタ関係無いところじゃ既にいじめっ子を私怨で毒殺してたあたりで器小っさ…ってなりはしましたが)
世間の戦国夫婦好きとやらはこんな描かれ方して嬉しいんですかね 嬉しいんだろうな もう自分がこのシリーズの顧客から外れた存在なのは分かってますよ
一つの文句も無く好意で全て肯定し他の人物がどう扱われようと夫婦さえ良ければどうでもいいという読み方を平気でできるのこそが現行のこのシリーズのファンだというのなら私はそんなものに身を堕としたくはない
でもだからって失望しましたバイバイを簡単にできる程度の浅い思い入れしか無いわけではないし昔も今も気に食わない一部描写以外はずっと大好きなので作品そのものから離れるなんて到底できない
さりとてこんな呪詛じみた内容のアンケートなんぞ編集部に送れるわけもないのでこうしてネットの片隅で吐き出すほか無いんですが

延々モヤモヤしてて気付いたけど作兵衛・つるの掛け合いにこの手の不快を感じないのって男女関係や女性の人格容姿を持て囃すために周りの人格を貶める描写が無いからなんですよねほんとただただシンプルに なぜそんな簡単な事が他ではできなくなる…舞台設定上ネームドキャラが極めて少ないからというのもあるんだろうけど
雑兵めし大好きなんでどうかこのままの雰囲気であってほしい

好きだった夫婦にこういった描写がなされたせいで特に嫁側に苦手意識持つ…というのを繰り返してるのつくづく本当につらいです
完全新規キャラでやられるなら百歩譲ってまだいいものを(よくねえ)既存のキャラたちでしかも「子や家臣そっちのけでイチャイチャする夫婦」だの「主君の妻が美人すぎて骨抜きになる家臣団」だの「いっそ主君より奥方を慕ってる家臣団」だののワンパターンかつ品の無いネタを延々擦られ続けてるのがキツすぎる 3つ目なんてただただ嫁アゲ方面にしか作用せず何の微笑ましさも無く夫と家臣団の株が下がるだけなのにほんと誰得なんだ
藤孝はこうはならないでくれと言いたいところだけど嫁の満を持しての登場待機中という時点でもう完全に諦め入ってます 生涯側室取らなかったとか嫁ラブネタの格好の餌食だろうし 継室説も側室説もあるけどイチャイチャ夫婦の邪魔にしかならない要素だしどうせ反映されない
あとこれは上の流れ一切関係無い個人的な好みの話だけど田辺城の逸話それ一点のみから男勝り武闘派奥方な味付けされたら嫌だな…もずっと思っている…