カテゴリー: 雑記

明智光秀父親編

(YA最新号発売の数日前に描いたせいで図らずも後になってダメージを受けた絵)

忍び17巻&政宗さま最終巻発売おめでとうございます~
どちらもいつも以上に描き下ろしが素ん晴らしくて本誌で追ってたにも関わらず未だ噛んでも噛んでもなお味が濃くなる一方といった感じです
特に、の話ですがいやーここにきて明智家要素がこうもぶっ込まれてくるとは思わないじゃないですか……
そういえば発売日からの数日間アクセス数が増えてたのですが感想的なものを期待してくださってる方がいらっしゃったんでしょうかありがとうございます…遅れてになり申し訳ないです 平日夜の体力が無いもので…
言いたいこと多すぎてとっ散らかりそうなので以下箇条書きで忍び17巻描き下ろしおまけの感想メモです

・背表紙まさかの九鬼嘉隆!無骨で豪快な性格とキャラデザ、それに反して冷静な戦略眼…と初登場の鉄甲船構想時から心をわし掴まれてたので単行本収録回の活躍にばっちり沿ってるとはいえ嬉しい大抜擢です(一益そろそろ来ると思ってたんだけどまだ先かな…)
裏表紙の敵味方海賊揃い踏みもかっこいいです スネ毛の存在感…笑
・気になってた赤井直正の病死がおまけで補完されてたー!!ついでに珍しく焦った顔の波多野秀治も見られて新鮮で嬉しい…赤井さんは一コマでもいいからまた回想とかで今後出てきてほしいです というか丹波丹後攻めをじっくり描いてほしい…波多野さんもまた喋ってるところを見たいです
・明智家のお子さん一挙公開とかさすがにもうわけがわからないありがとうございます!!!
顔立ちの受け継ぎっぷりに加えて三男四女説(男の子一人不在だけど)をおそらく採用ということはきっと下の子まで全員煕子さんの子なんでしょうね いや家族の絆に血の繋がりは関係無いし側室との子でも全然いいんですけど…光秀煕子夫妻のオタクとしては嬉しい!(素直)
男の子は光秀似、女の子は煕子さん似と綺麗に分かれてますね~。煕子さん譲りの垂れ目の男の子とか光秀譲りのあの目の女の子とかもちょっと見てみたかった気持ち(でもデコ遺伝子はもれなく全員に継がれている…笑)

個人的に四女ちゃんが一番のお気に入りです 髪型が可愛い…
次女ちゃんは勝気そうな姉御肌そうな表情と所作が煕子さん似の垂れ目にミスマッチなギャップ萌えでまた可愛いです
幼い子供たちに心配される通説50代武将おじさんかわいいね…かわいいしか言ってない 仕方無いだろ可愛いんだから(常套句)
しかしこのページにいる全員が悲しい運命を辿ると思うと……
弥平次くんや光安叔父上が初登場した時をはじめどの家や人物にも同じことを感じますが、ただ知識としてしか頭に無かった人たちがこうして作中に顔を出して一人一人に心と体と人生があることを突きつけられると途端につらくなります
・明智家おまけ二枚目ありがとうございます!!!!弥平次くんよかったね!!
自身が幼かった頃から放浪生活までも苦楽を共にした主君の奥方と瓜二つの姫に想いを寄せてたのは実にこう…某柴田勝家じみた危なさを感じますが!!見た目で得してる
それはそれとして良い雰囲気になってよかったね…お幸せに…
・こちらもまさかの補完が嬉しい千鳥と助ちゃんの接吻カミングアウトでもう最高です…思い出し鼻血ってなんなんだおまえは
水に濡れて髪とか髪留め布がへたってる千鳥かわいい
・最近カバー下の帰蝶様出現率の高さに笑ってしまう

単行本の収録範囲だけでももう十分ですが本誌最新話が…つらい…「終わりの始まり」がもう本当に近いんだなと
光秀は元より千鳥にもますます不穏なものを感じて…

単行本で改めて村重殿謀反までの流れを追ってからまた本誌に返って思ってしまいましたが、光秀の背中を押した「あいつ」って村重殿の可能性もあるんじゃ…となりました のだ将軍だとばかり
私は光秀のあの独白については、彼の裏に黒幕が存在するだとか誰かが彼を唆したとかいうわけではなく、光秀が自身の叛意を芽生えさせるきっかけになった人物に悪く言えば責任転嫁をしたようなものと勝手に解釈しているのですが…どうなるんでしょうね…そう遠くない未来に明らかになりますがね…(胃痛)
作中で年号が出たり「本能寺の変まであと○年」表記されると1582年6月までの残り年数というよりは光秀が濁りきるまでの残り時間で考えてしまうデコオタクなので実質あと2年とちょっとなのかなとか思ってはつらくなります(1581年末には既にボロボロになってるのが官兵衛伝で明らかになってるので…)
そしてただただつらいけれど重野先生が作品内外で一貫して本能寺の変を「起こってほしくないもの」として想って描いておられるのはいちファンとして本当に嬉しいというかありがたいというか沁みますね…最新話ラストのタイトルからも窺えますが

ところで先日こんなものが届いていました…やったぜ!!うれしい!!
大大大好きな扉絵なので嬉しさドンさらに倍って感じです…重野先生がツイッターでおっしゃられてた、本編中で今このあたりで戦ってるって位置関係にキャラを配置してあるコンセプトが粋で素敵ですよね…例によってあほ組一緒にいるし!!
図書カード当たったのこれで二回目なんですが今度フレーム買って一緒に飾ります

20200907

お酒飲んで酔ってる煕子さんが見たいなぁと思って描いたらうっかり描く側と光秀が劣情を催してしまったやつ

昔描いた膝枕まんが(pixiv参照)とか最たる例なんですが、光秀夫妻しかりあほ組しかり公式で他の夫婦や友人の組み合わせがやっててこの人らがやってないというシチュエーションを自分で描きがちだった(今もかな)傾向がありますね…昔は特に飢えてたもんで…
この膝枕漫画、放浪記連載前に描いたものなので光秀は奥手そうというか生真面目とかっこつけが邪魔して男の欲望に正直になって奥さんに甘えられて無さそうだなぁという勝手な想像による産物だったんですが今となっては噴飯ものですね笑
若さと天国ランラン気分もあるだろうけど今の公式の光秀ならにへにへしながら喜んで聖妻の膝に飛び込んでそうな…

劣情その2 ひろこさんじゅうななさい
いわゆる学園ものパラレルは一枚絵の一発ネタとかギャグ全振りとかでないと心から楽しめない難儀なオタクなんですが経産婦にコスプレさせるという状況は好きです
全体的になんかこう語りというか告白というか懺悔の内容がひどいな今回…いやここは私の居城だから…(免罪符)
ひどいついでに言ってしまいますが忍び奥方キャラでそのようなアレな目で見ている筆頭は光さんで二番目が煕子さんです
光秀に斬られてしまえって感じの発言ですが光秀に殺されるならむしろ本望っていうか…だめだこいつ

セクシーなのキュートなの

原作千鳥とアニメ千鳥

自分の居城(サイト)なので正直に言ってしまいますが原作絵とアニメ絵とでは原作絵が断然好きなオタクです
もちろんアニメ絵も大好きなんですが!それこそキャラデザに一目惚れして作品に興味が湧いたのがハマるきっかけだったってくらいには(原画集とか設定資料集とか出してほしかった…)
ただ重野先生の絵柄や配色がそれを上回るくらいめちゃくちゃ好きなんですよね
男性陣の顔立ちのシリアスシーンでの雄々しさとか女性陣の体つきの肉感とかたまらんです

原作の千鳥はアニメとの大きな差異でもあるさらさらでふわっと横に広がった黒髪が素敵で戦闘時とか風になびく時とか映えるなぁと思います
作中だと山手殿とかもそうなんですが正面から見ると下ろしたロングヘアにも見える、髪が広がり気味のポニテが好きです
あと太眉…千鳥といえばおでこと太眉…(重要)
上の絵は表情付けもそれぞれ媒体ごとの印象でやってみたやつです 原作の千鳥はにっこり目のウインクあんまりしなさそうだよなぁという…
今後アニメがずっと先まで続いていくとしたら茶々ちゃんの髪留め布の形状どうするんだろうと気になるところです

ついでにアニメデザインの帰蝶様とおみやげの海老の置物
アニメの千鳥VS北畠具教回、おみやげについて特に触れられなかったせいでこの海老の存在感が妙に増してシュール感強くなってたのがなんか好きでした

信長様帰蝶様あたりもかなりデザインにアレンジ加えられてますよね
タレ目でふんわりおっとり天然さんが見た目にも現れてる原作帰蝶様が好きです
あと蛇のようにうねうねした髪はマムシの娘表現だと思ってるのでここは変えないでほしかったなーと…アニメはアニメで好きなんですが(大事な事なので二回言う)

取ってつけたようにあほ組の話をしますが…
藤孝は原作絵が男前すぎて再現難しいだろうから色々とゆるい顔立ちになってるのは仕方ないんじゃないかな!!と自分を納得させてます
黒目が二層に色分けされてるのは大好きです
アニメの光秀は顔がおまんじゅうすぎて21話予告の時点で大笑いしてましたすみません

生存報告


中年男性の痴話喧嘩

お久しぶりです
のんびり更新を公言してはいるもののここまで期間開いたのは初めてなので流石に一言断っておこうと思った次第です ご心配お掛けしていたらすみません…
今後もこういった事があるかもしれませんが大目に見てやってくださいというアレです
多忙と体調の関係で春からずっと絵描けてないんですがちょっとずつ調子戻していきたい

過去絵ですが重野先生のあほ組モチつき絵があまりにも嬉しかったので再掲
この二人のたすき掛けいいですよね まあ恒例行事になっても数年しか続けられないんだけどな!
光秀いい笑顔でかわいい親友への揺るぎない信頼が伝わる…藤孝腕たくましすぎる最高かっこいい神妙な顔で渾身の力でモチつきまくってるのじわる…
この一瞬を切り取った一枚だけで息ぴったりだと伝わるありがとうございました…の気持ち
本編でドヤ顔でモチつき役を名乗り出たのは経験があって腕に自信もあったからなのかそれともやったこと無いけど我々ならたぶんやれるという根拠の無い友情表明だったのか今でも謎です(?)
前者なら家族ぐるみで夫ふたりがついて奥方と家臣が丸めて子供たちが食べるてな光景が広がってたんでしょうか…夢いっぱいー
他のキャラが誰も二人のモチつきに言及してないのがウケますね 二人セットでなんかやってるのが周りからも当然のものとして受け入れられているのか…?
実は自分のリクエストだったんですが採用された驚きと一枚絵としての完成度とあまりの親友っぷりでスマホ持つ手が震えました

麒麟絵にお題絵にと供給過多であまりにも最高…特にここ最近はYAの刊行が月イチになってしまってたり麒麟が一時休止してしまってたりするのでなおのこと骨身に染みます
特に藤孝なんて前回記事で語ったそばから義輝藤孝主従が二枚も投下されて…夢にまで見た幼少期まで描かれて感無量すぎます
これについては長くなりそうなのでまた別の記事で語りたいですね

藤孝の胃がストレスでマッハ

旧々主従
統一記最終回での一コマで、義昭相手ほどではないにしても義輝様にもそれなりに振り回されてそうだった藤孝がかわいくて…二人の普段の関係性が垣間見られて嬉しかったです
信長様に限らず強者が御所訪ねて来る度に会見の場に刀携えてって手合わせ提案しては藤孝に諫められてたのかなみたいなこと考えながら描いたやつ

実は大好きな主従というか忍び藤孝を語る上で義輝様の存在は欠かせないものと個人的に思ってるんですがいかんせん公式の描写と露出が……少ない……!!
放浪記で新たに何かしらが描かれたり藤孝の口から語られたりするのを期待してたんですが何も無かっ…うっまだ諦めてないですよ私は

縛られてる・囚われてると言ってもいい程までに織田家に来る前の藤孝がああも幕府を再興する使命感に駆られてたのってそれだけ義輝様への追慕と彼の無念を晴らす思いが強かったからなんだろうなぁと…
前にも語った気するけど藤孝は義輝様が最期に満足して笑って逝ったことを知らないんですよねええ…久秀への憎悪があそこまで膨らんでたのも元々情に厚く割り切れない性格だったのに加えてこのせいもあると勝手に思ってます
結果的には将軍家を捨てる事になったけど藤孝の胸の内には義輝様から託された願いはずっと残ってるし信長様が近い未来で治めることになる泰平の世は義輝様の理想でもあると信じて粉骨砕身しててほしい
まあそれが叶う直前に無二の英傑と仰ぐ主君を無二の親友が討つんですけどね!

官兵衛伝より後の時代の藤孝が、天下人となった秀吉本人のことや秀吉が天下を取ったことをどう思ってるのか知りたいような知るのが怖いような気持ちで正直いっぱいです

義輝様不在の主従withひとこと余計な男まんが
公式の藤孝はこんなこと聞いても一緒になって呆れるか苦笑いするかしてくれそうだとは思うけどそれはそれとして(べんりなことば)不敬者モブへの怒りが勝った世界線(べんりなことば2)です

藤孝も光秀もそれぞれ元の主君含め周りの人達への感情が大きい重い…背負うものを自ら次々に増やすなもうちょっとは楽に生きてくれ君らとなります そんな二人だからここまで好きになったんですけどね…
後を託されて生きる者同士でシンパシー感じていてほしい(結局あほ組で〆るいつものパターン)