明けましての初更新ですー今年もよろしくお願いします
ぽんこつめぎつね三位殿 まるんとした頭とキツネしっぽにぶかぶか打掛のデザインかわいくて大好き
デフォルトでハイライトと虹彩のあるキャラクターの瞳が真っ黒になる絵ってかなりインパクト強い演出ですが、他だと千代女に髪留めを燃やされた時の千鳥・長政に殉じようとしたお市と壮絶な場面ばかりなのを思い返すと…文字通り光を失って絶望や虚無に長いこと取りつかれてたのであろう三位殿が復讐以外の生き方をやっと見出してくれて本当に良かったという気持ちしかないです
こないだ言ったばかりですが私が忍びにハマったのって2016年末だったので、三位殿の暗躍は私にとって初めて完全な単行本での後追いでなくリアルタイムで追い始められたエピソードだったんですよね…その分より感慨深いというか
顕如に策を進言するという同じシチュエーションでありながら本願寺に身を寄せたばかりの頃と現在とで彼女の思惑が全く別のものとなっている状況がまた胸アツで…
家族を喪ったがゆえに復讐の鬼に取り憑かれてしまった彼女を光に引っ張り上げたのが新しい家族という構図もたまらないです
惜しむらくは彼女が夫の教如に惹かれていく歩みが作中でほぼ…いやまったく描写されなかった事ですかね…(如春尼以外の人と深く関わってた場面って対孫市くらいだったような…)
尺の都合等諸々の事情は勿論あるんでしょうが、長年心境と関係性の変化に注目と期待をしていた夫婦だっただけに次号からの盛り上がりや最終的な着地点を思うと残念でした