手抜きっぽく見える風に描こうとしたのに普段やらない塗り方をやったせいでいつもより時間が掛かってしまった本末転倒 誰視点の図かは言わずもがな
一度弾かれたあと余計な事言ったりニヤニヤし続けてたりでもう一発食らっててほしいという願望はあります
その他らくがきたち 下のは昨年の新刊3作同時発売イラストネタです
追記に現在の公式への諸々の気持ち
ここにはネガティブな事はできるだけ書きたくなかったというかここ作った当初こんな事書くつもりなんて想定全く存在すらしてなかったんですがちょっと…どうしても腹に据えかねてしまって…他に吐き出せる場所もないので すみません
本当に悪態しか書いてないので公式に対して何の不満も無い方・公式への批判的な意見を見たくない方には閲覧をお勧めできないし、これを読んで私や私の二次創作に対する見方が変わってしまっても全て自己責任という事でお願いします
三成夫妻の新連載が決まったようですが正直手放しでは喜べなかったというか ああまた武将とその妻のセット売りなんだなとやや冷めた目で見てしまった
このシリーズの武将たちは別に夫婦セットで推さなくとも十二分に魅力的な人ばかりだと思うんですが皆が一様に画一的に妻との組み合わせを売りのように喧伝されるとモヤモヤしてしまう…
私は重野先生の描かれる数々の戦国夫婦が好きだけれどそれはただ人と人との関わりの形として在り方や掛け合いに魅力を感じるからであって、別に男性と女性の組み合わせだからでも武将とその妻(ないしはその元ネタ)というラベリングされた属性が好きだからでもないんですよね その点でまず世間一般の反応との隔たりを感じる…
以前先生は「戦国時代が嫌でも殺伐としてるのでせめて夫婦仲は良好であってほしいという願望が多分に(作品に)入っている」とインタビューで仰っていたけれど、夫婦を最上・至上の位置に置く現在の公式の描写(妻は武将の唯一最大の理解者である等)を見るにつけそれは作中で固い信頼が描かれている主従や友人や仲間内の絆、兄弟愛エトセトラでは代えが利かないものなのか?「せめて」とは?夫婦でなければいけない理由があるのか?と今となっては疑念を抱かざるをえない
あとそれ以外にも単純にどの夫婦も同じように人目も憚らずイチャイチャしてると利家夫妻の特色薄れない?というのもある
遡れば放浪記連載中は掘り下げに喜ぶ一方でずっとそんな感じの心境でもありました
物語の始まり方からして、史実を知らない人にとってはなぜ光秀が若くして後見人である叔父の光安の元にいるのかがまず分からないと思うんですけどその辺の説明が全く無かったし、
一方で煕子さんとの交流や婚姻、夫婦生活には大きく尺を割かれていて…(なんで主人公に幼少期の姿の描写が無いのにその妻にはあるのか…)
朝倉家での仕官の切っ掛けとなった歌会など逸話由来の功績は光秀の才覚や努力にいまいちフォーカスされておらず、後に重臣となる家臣たちの掘り下げは殆ど無く、明智光秀の話というよりはひたすら光秀夫妻の話という印象で
いくら尺や史料が不足しているからとはいっても信長や官兵衛、昌幸に政宗や直家と他のスピンオフ主人公たちに比して光秀個人の素性魅力功業の描写があまりにも欠けて見劣りしている感が否めず一番大好きなキャラクターのスピンオフの完成度としてただただ残念だったし、
だのに世間は本編の光秀を顧みる事無く「放浪記の光秀(夫妻)」だけを見て(キャラクター像がかすりもしていない大河にシンクロしながら)盛り上がっている、という状況がただただ悲しかった タイトルを寄せているにも関わらず表紙絵も背表紙も内容も趣旨を異にする統一記との差が虚しかった
私は初めて忍びや官兵衛伝に触れて光秀が気になり始めた時からずっと彼の生真面目でひたすらに利他を貫く真摯な人柄を好きで、忍び本編での元祖の「光秀放浪記」をバイブルの一つとしてキャラ解釈の要にしていたので、
文句も言わず献身的に慕って健気についてきてくれている家臣たちを余所にたとえギャグであろうと一瞬の浮かれであろうとこのまま旅人になるのもいいだのうきうき夫婦旅だのと口にしてほしくは無かった(苦労がテーマの作品でこのフレーズを帯に採用していたのあまりにも感性を疑ってしまったんだけど現編集さんの仕業なんですかね…)
自分よりも一族郎党を何より大切にする人物なんじゃなかったのかい君は…
単行本の書店別特典なんかも、アニメ化以降に千鳥や主人公陣営以外のキャラにも頻繁に出番が回るようになって喜んでいたかと思ったらなんだかここ1年2年は夫婦偏重気味になってますよね特にスピンオフ系列
作中で新しい夫婦が出てきて出番の多い回が続いたりするとああたぶん次の特典はこの夫婦なんだろうなとか、何なら夫婦というだけで作品内外で良い扱いをしてもらえて羨ましいなぁとか心底最低な事を考えてしまうんですが…実際その憂慮通りにお出しされたものを見て虚無感に襲われるのも事実で…
藤孝正妻の麝香さんもキャラデザはずっと前から固まっているようだけど、光秀の時のように武将本人の個性・信念や既存の人物との繋がりを蔑ろにしてまで夫婦をイチャイチャさせてセットで推す展開が少しでもなされるならばもうこのまま出ないでいてほしいと考えるようにまでなってしまったというのが正直な気持ちです
誤解を生みかねないので最後にこれだけは念押しで断りを入れたいんですが…初めに言った通り戦国夫婦たちの関係性は大好きです
好きだからこそ嫁愛を前面に出すあまり武将個人や他の人間関係を踏みつけにするような描かれ方をするのはこれ以上見たくないという話
あと私は光秀と藤孝がツートップで好きであり二人の間にある友情も大好きですが、それ故に奥さん個人や夫婦を厭うという逆張り的な意図や感情は全く無いです 有限の時間をわざわざ割いてまで好きじゃないものを語ったり描いたりなんて普通はしませんので…
好きなキャラの人間関係に拡がりが生じる事は大歓迎なんですよ…作中の描かれ方と世間での受け入れられ方が問題というだけであって…
長らく楽しみにしている藤孝の奥さんの出番に対してこんな不安を抱きたくはなかった
えらく長々と語ってしまいましたがそんな感じです 溜まっていた分一気に吐き出してしまった
今後も展開と気分次第で出てしまうかもしれませんがご容赦いただければ幸いです 願わくば今回が最後になってほしい