見し夢を違え侘びぬる夏の夜

こんな形でしか夢枕に立ってくれない

ごくたまに…一年に一回くらい…もっと言うと毎年六月になる度こういう仄暗いのを描きたくなる衝動に駆られます
考えるだけの分には毎日と言って良いほど常に考えてるんですが

あの局面ですまぬって言葉が出たあたり見捨てた罪悪感はずっと付いて回ってそうだなと思うんですよ(ただの願望なのでは…)
無二の親友であり縁戚・組下でもあるという義理的にも軍事的にもいの一番に頼られる自身の立場を理解しながらも切り捨てざるを得なかった心痛もだけど、かつて志を共にして長年手を携えていた友人がもしかするとずっと主君への叛意を内に秘めていたのかもしれないという可能性を抱えたままあの後十年二十年と生き続けることを考えると胃が痛くなります
せめて光秀の叛意の芽生えが変のごく直前であったことを藤孝も知ることができれば少しは気が楽になるんじゃないかとか考えるんですが…秀吉や官兵衛伝てに利三さんの言葉を聞かされてたりしないかな…
あほ組まわりを抜きにしても官兵衛伝や政宗さまであの後の藤孝や忠興が見たいです

しかし藤孝の墓所に桔梗が咲くのめちゃくちゃエモーショナルですよね…しかも桔梗の開花時期は六月っていう…何の因果だ