カテゴリー: 雑記

20200315

病床の煕子さん
煕子さんにとっては臥せってからも一日一日がそれまでと変わらず幸せで暖かだったんだろうなぁと
光秀と一緒に縁側を歩いているコマと煕子さんの細く小さい手(心なしか本来以上にか細く見えて痛々しい…)を光秀がそっと包み込むように握るコマが本当に本当に好きで…彼女視点でのあの一ヶ月も見てみたかったです
あと放浪記最終話で明かされた煕子さんの願いがもう…
心情の仔細は語られなかったけど光秀の死に直面したくない、光秀のいない世界で生き続ける自分を考えられない…といったところなんでしょうか どこまでも光秀が世界の全ての御方…
官兵衛伝で最期のその時まで秀吉の側に居ることを選んだ半兵衛とかもなんですが、平時で控えめな人が望むその人なりのわがままにめっぽう弱いです
この願いも光秀であれば自分の望みを汲んでくれるはずという全幅の信頼と愛情があるからこそ抱けるものですよねきっと…

病床その二
玉ちゃんと十五郎くん、年相応に子供らしく素直で幼い部分がありながらも流石あの夫婦の子というべきか初登場時から聡明そうな印象を受ける子たちでしたが
煕子さん没後もまだ幼いのに自分たちの悲しみは二の次とばかりに父を気遣う姿を見せてたのは二人自身の心の強さだけでなく煕子さんが母として姉弟にも何か言い遺していたのでは…とか何とかいつもの妄想癖を発揮した時の産物です
直接遺言伝えると取り乱すのを懸念されてた父親とえらい差になってしまった
武家の子の母としての面が本編でも放浪記でも見られず終いだったのはちょっと心残りですね…いつかどこかで見られたらいいな

これはキャラクター全く関係無い自分語りなんですが…
私が光秀と藤孝のコンビにハマって二次創作を始めて、何より一番に考えていたのが二人の蜜月時代を絶対に蔑ろにしないぞという点だったんですよね
長年の友人・無二の親友であったにも関わらず袂を分かつ悲劇性もこの二人の魅力の内のひとつであるとは思うのですが、決してそれが全てでは無いとも思っていたし今もその気持ちにまったく変わりは無いです
結末がああだからといってそれまで二人が積み重ねてきたものを踏みにじられるようなことがあってはならないと…史実や他創作はともかくとしても(腹黒藤孝とかの路線もそれはそれで大好きなんですが笑)せめて信長の忍びの二人はそうあってほしいとずっと願ってました
だから本誌で煕子さんの遺言を聞いた時、光秀夫妻の絆に胸打たれたのは勿論だけど私自身肯定されて救われたような気持ちにもなったんです
あの言葉って煕子さん個人の人生観であると同時に重野先生が戦国作品を描く上で登場人物一人一人に向けた敬意や愛情そのもの、ひいては煕子さんを通して読者に伝えたい部分でもあると感じたので…
一から十まで自分本位と自惚れでおこがましいにも程がある言い分ですねすみません
しかもこんな事言ってるのと同じ口であほ組死別つらいー謀反つらい本能寺つらいーと喚き散らかしたり暗い絵や漫画を描いたりしてる二枚舌っぷり……


煕子さんとねね殿 重野先生のツイッターらくがきネタです
元庶民派同士気が合いそうでかわいい組み合わせだ…
この二人でも接点作れるんだから忠興と玉ちゃんが祝言挙げる前から家族間で親交あった明智と細川なら煕子さん麝香さんも良きママ友やってるに違いないと思うんですがどうなんですかね…!
会った事は当然あるし仲良いだろうし何なら子供たちも一緒に両家合同で新年にモチつきとかやってるでしょ絶対…とか何とか考えながら毎日生きてます
麝香さんのビジュアルはもうできてる発言以降の生殺しっぷりが本当もうしんどくもありいつか来るであろうお披露目が楽しみでもあり…

先生のツイッターらくがきと言えば麒麟コス忍びキャラのイラストが眼福すぎてむしろ大河よりこっちが楽しみになってるフシがあります(半分冗談)
背中合わせで共闘する光秀と藤孝というバディ好きの願望の体現がこんな形で見られる日が来るとは夢にも思いませんでしたよ……
麒麟衣装光秀かわいい刀構える藤孝かっこいい…なぜに萌え袖なんだデコおまえあざといな…
しかし忍びの二人が刀交える羽目になったら心技体全てにおいて光秀が藤孝に勝てるビジョンが見えなくて笑ってしまう 一応武将名鑑のパラメータの武術値1しか違わないのに…笑

終わるまでは終わらないよ

我が母のように

本誌の展開にどんどん終わりが見えてきてここずっとつらいです
光秀に翳りが見え始めること…も勿論つらいんですがそれ以上に信長の忍びという作品の終わりが近付いている現実が本当につらい…
自分がハマったのがちょうど単行本10巻の出たあたりだったんですが、あの頃は官兵衛伝では既に本能寺~山崎を経てこそいたけど忍び本編は織田家的にまだまだこれからというところだったので
個人の体感では終わり無くこのままずっとずっと絆努力勝利で続いていくコンテンツという感覚だったんですよね…歴史モノに対して何を言ってるんだという感じですが
それが今や某変のたった四年前で…
織田信長の死と織田家の終わりを官兵衛伝でこれでもかと見せつけられてて実は更新の度に鬱屈としているんですがいずれ本編もここに行き着くと思うともう本当にただただ悲しいしつらいし嫌です
そして官兵衛伝2巻ラストの年代と描写を加味すると光秀と藤孝が心から笑い合える時間があと三年ぽっちしか残されていないであろう事があまりにも悲しい(出たな本音ェ!!)

絵は弥平次…もとい秀満と光秀の長女さん夫妻の最期の捏造
本編中に無い場面を捏造する時、作中では触れられなかった出来事や心情だからもう公式で重野先生の手によって描かれることは無いだろう…と高を括って好き放題こねくり回していたら後々になって追撃されるというのをあほ組や光秀夫妻で何度も味わったので嬉しいやら申し訳無いやら今は結構戦々恐々としながら二次創作をやってます
(リアルタイムで連載が進行する作品の二次創作をやる上での醍醐味とも言う)
しかし妹さんといい長女さんといい煕子さんに瓜二つのお嬢さん方が煕子さんは絶対言ったりやったりしなさそうな事を煕子さんと同じ顔でする図は本当に面白いですね…
茶器に造詣深い長女さん、流石に明智光秀の娘だなぁといった感じでとても良い

麒麟がきた

あけましておめでとうございます(激遅)
本年ものんびりまったりのへのへひっそり光秀と藤孝とあほ組を推していこうと思いますのでよろしくお願いいたします

ついに麒麟がきましたね…
なにぶん大河どころかテレビドラマすら…もっと言うとテレビ自体をすら普段ろくに観ない人間なので
長時間テレビに貼り付いてられるのかとか三次元に耐性無いのに大丈夫なのかとかめちゃめちゃ心配だったんですが75分があっという間に感じられるくらいに面白かったです
視聴後もツイッターで人様の感想解説考察やイラストなどを漁っていたら日曜夜があっという間に過ぎていってしまった…これが一年続くのか~
理知的な面が端々に見受けられるも直情的で若く青い明智光秀のキャラクター像が新鮮で忍び光秀とはまた違ったあざとさで面白可愛かったです
そしてサンタ爆弾正のキャラの濃さよ…尻を触るな尻を
放送までに紆余曲折あったしトータルの話数も色々の影響で割を食ってたりでなんだかなぁという気持ちですがそういった憂慮を跳ね除けるくらい良いものを観続けられることを期待してます
細川藤孝の登場はもう数話先とのことなのでワクワク

史実(逸話)ネタです
忍び藤孝は和歌ひとすじ過ぎるから若い頃に教養軽んじてたってのが全く想像できない…
つくづく幼少期青年期を公式で見たい人です


史実ネタその2
義輝様の横死後、藤孝が京を脱出する時にまだ小さかった忠興(熊千代)を乳母に預けて実質置き捨てにしたというアレです
いくらその時そうするしか無かったから乱世だから…と言っても民の暮らしに心痛めるような人が血の繋がった息子置き去りにして何年も離れ離れでいてそんな簡単には割り切れないよねっていう…
五体満足で他家の人質に出すことも悲しんで嫌がるくらいには価値観と情の深さが現代と変わらない重野先生の戦国世界だから尚更
家族を人一倍大事にする光秀に正直に打ち明けたら幻滅されるのではと思って(巡り会えたばかりの気の合う友人の心が自分から離れてしまうことを恐れて)言い出せなかった…というくだりを考えていたのですがクドくなりすぎると思ってカットしました
こう完璧超人細川藤孝の人間くささというかそういうのをね…積極的に出していきたいよね…いや忍び藤孝はこっちが捏造するまでもなく公式で情に厚い男ですが
もしかしたら若干シリアスっぽい雰囲気で続くかも

20191231

数日前に描いた聖妻
描き納めは忍びにハマった年からずっとあほ組にしているのでこれから夜の間に何かしら描くつもりです(今年でもう四回目になるんだなぁ…)

今年も一年ありがとうございました
2019年と言えば何と言っても放浪記の連載でしたね…
私には悲願とも言うべき(重い)光秀と藤孝の出会いと交友が公式で描かれてもうずっと夢見心地です

思い切ってサイトを立ち上げてみた年でしたがどれだけ稚拙でも備忘録的に感想など色々文章の形で残しておけるのは後から見返した時のことを考えると面白くて良いですね
そしてpixivもですが見てくださっている方がいるというのは自分にとってめちゃくちゃ励みになります…いつも本当にありがとうございます

更新頻度を見ていただければ察せられるかもしれないのですが…
今年度からリアルの生活が大きく変化したことで、元々遅筆であることも相まって日頃なかなか時間を掛けた絵を描くことができなくなってしまったので
高まり続ける熱に反してなかなかその発散をできなかった事が心残りですね…

来年も恐らく超のへのへ更新ですが、気が向いた時にでも覗いていただければ幸いです

十数年来の

ツーカー親友

忍び最新話…ついに祝言挙げた後の忠興夫妻が忍び本編に登場しましたね
幸せ絶頂といった忠興のレアすぎる柔らかい笑顔と大人びた玉ちゃんが素敵なんですがどうしても玉ちゃんを優しい表情で見守る義父歌人のほうに目がいってしまう
ずっと昔からの付き合いがある友人の娘が輿入れしてきたんだから同盟とかそういう政略面よりも晴れがましい気持ちや大事にしたい気持ちがひとしおだろうなぁと…
後の事を考えると本当に辛い…幸せだった頃の細川家がもっと見たいです(重野先生がTwitterでおっしゃられてたことだし麝香さんのビジュアルも…)(ビジュアルは固まってると明言されてるのにお出しされない現状あまりにも生殺しすぎる)

そういえば大好きな「奴は有能な割にはうっかり屋で~」について語ってない気がするのでここらで語っておこうか…
ギャグシーンとか除けば普段は古風でかっちりとした話し方や語彙の選び方する藤孝の口から「うっかり屋」って砕けた表現の言葉が出てきたのがもうほんと何とも言えないかわいさがあって大好きなんですよね
気の置けない友人としての目線で評したあくまで軽口っぽい感じというか…欠点を指摘してはいるけど決して軽んじては無いむしろ親愛の情を感じさせるような言い方が…
足を掬われる事が「よくある」と頻度について話してるのもミソだと思ってます 何年も前からずっと見てきたんだもんなぁ日常でも戦場でも…
どうせそういう時には自分が助け舟出してやってたんだろ……知ってる……
あとあそこ初めて見た時は光秀→藤孝が終始敬語で畏まった話し方なのに対して藤孝は「奴」呼びだったのも結構な衝撃でした 通説六歳差とは…(いつもの)
しかし放浪記読んで改めて思ったけど藤孝は他の人に増して光秀を高く評価してるように見えてなりませんね

pixivのキャプション、基本短く簡潔にスッキリとを心掛けてるんですがこの台詞に関してだけはいいよね…の主張をしておかねばならんと謎の使命感に駆られて言及してしまったのでした

先月の中頃には京都でやってた明智細川関連の展示三ヶ所を(すごい滑り込みで)回るなどしていました
光秀藤孝忠興の連署書状とか藤孝夫妻の肖像画現物とか巷で話題になってた藤孝と里村紹巴さんの和歌添削とか色々見られて良かったです
来年春には永青文庫で何やらやるらしいのでそっちも行きたい…カービィカフェも常設されることですし…(?)