カテゴリー: 感想

20201102

なんちゃってアニメ風煕子さん
原作とカラーリングが違うのはアニメ光秀の色に合わせての勝手な改変です
最近煕子さんをよく描きがちなのは本誌の展開のせいで心が救いを渇望しているからなのか…

■YA本誌最新話
あほ組推しとして前号に引き続きひたすらにつらい
光秀がどれだけ濁ろうと変わらずボケ倒してくれる庄兵衛くんの存在は常々読者の癒しですね…今回のは主君に良く似てひとこともふたことも余計ですけど笑 茶目っ気ある表情と仕草がかわいい…
しかし藤孝ほんといつも光秀んち来てんな…いつも光秀んち来てんな!?まあ良いことだと思いますよ私は(???)
麒麟がくるの細川藤孝が隙あらば十兵衛と会ってる事で有名(?)ですけど忍び藤孝も負けず劣らずですよもう
前回の「気が早いな」に続いて満足げな笑顔がもう辛い辛い…どんだけ親友の事が心配で大切なんだと
今までもこれからも何度でも言いますが光秀挫折編から始まり放浪記を経て今に至るまで藤孝側から光秀への友情・信頼がすごく丁寧に掘り下げられてて本当に嬉しい…嬉しいですけど後の事を思うと丁寧に描かれれば描かれるほど辛い
光秀にとっての藤孝、たとえ支え引き戻してくれる存在には成り得なくとも共に過ごす時間は束の間の安らぎになっていてほしいです

■お題箱企画
明智家重臣コンビありがとうございます!!!!!!!!!!!
モチつきあほ組から二度目の採用をいただき舞い上がりました…いや複数投稿すみませんなんですけど…見たくて…
二人の互いの呼称、放浪記作中では終ぞ明らかにならず今後忍び本編でも二人が会話するかどうか定かでなくどうしても知りたい…!!と思ってたのでめちゃ嬉しいです 弥平次くんのほうが年上であることを踏まえると何ともかわいい
このコンビには文武とボケツッコミの役割分担的に官兵衛のとこの善助・太兵衛義兄弟と似通うものを感じます(庄兵衛くんと太兵衛、何事も無く出会えてたらすごい気が合いそうだな…)

あの

絵なし更新で申し訳ないんですがちょっと本誌最新号であまりにも情緒がめちゃくちゃで…負った傷が土日どころか年単位で癒えそうもなく気分が沈みきっている
いや重野先生は鬼でいらっしゃるんですか?(不敬)
久々のあほ組の会話(大量)にずっと待ち望んだ第二次丹波攻略戦と前回記事で言ったそばからの波多野さんの姿まで見られたというのに…いや嬉しい…光秀がここまで丁寧に取り上げられ光秀と藤孝の絆が丁寧に掘り下げ描かれ丁寧に丁寧に濁らされているのは嬉しいんです嬉しいんですけどそれはそれとしてつらいあまりにも
以下箇条書き感想です

・一見「やったー久々の息抜き日常回だ!」ってなるじゃないですかこんなん…………重野先生は鬼でいらっしゃるんですか(不敬二回目)日常の象徴たる帰蝶様が二コマで出番終了してしまった…
・光秀ばりにひとこと多い男助蔵好き
・「信長鷹狩り記」←ここ数ヶ月の話で一番笑った
・♬だの♡だの甘味を前にした時くらいテンション高い信長様でいちいち笑ってしまう
・ま~~~~~~~~たこの人たちサシ飲みしてる
・あの光秀が…あの信長様を尊敬してやまず心の底から慕って尽くしていた光秀が…信長様の愚痴を…「鷹狩り三昧」って皮肉たっぷりな言い方なのが余計クる…藤孝を前にしているのに敬語じゃないのがまた 思うままに零してしまったのか(でも口にするってことは多からずも同意を求めてのものでもあるのかなぁ…)
・そしてそんな愚痴をつい零してしまえる間柄な明智細川おいしいです本当にありがとうございます
・光秀が信長様への愚痴を口にする事が「珍しい」と知ってる藤孝…そうだよねえずっと見てきたもんねえ…この時点で放浪記の越前再会時から約十三年…時の重みが…
・愚痴を吐いた光秀に対して心なしか上機嫌な顔してる藤孝、酔ってるのもあるだろうけど忍耐強くて生真面目な友人が弱みを見せてくれたのが多少なり嬉しかったのかなとか…
・酔った藤孝はつくづく色気がすごいですね(直球邪念)
・あの(中略)光秀が自ら信長様の愚痴を聞きたがるという…なお安定の藤孝 でも光秀は藤孝が自分と同じような不信感や不満を持ってなさそうだと知って少なからずがっかりしてしまったのでは…あの光秀が…
・「お主の苦労もわかるぞ」その言葉で…その言葉で私がどれだけ救われたか!!(名台詞をオタクの叫びの代弁に使うな)
・そーそー←かわいい
・そおおおお!!←超かわいい
・こう図示されるとほんとこの頃の光秀は働きまくりですね…
・「あと泣き言を言える友が私しかいない」なんか急にすごい爆弾ぶち込まれたんですけど!!!??
・光秀、家族や家臣以外には(もっと言えば煕子さん以外の誰にも)弱音を吐けず溜め込む一方だったのかなと長年勝手に思い込んでいたのでちょっとあまりにもこ…困る!!!!(死ぬほど嬉しい悲鳴)(いや状況はつらいですけど……)官兵衛伝での「有事に真っ先に頼られるのは己であると分かっていながらその手を振り払わざるをえなかった藤孝」がこの一言をもってよりしんどさを増してしまった気がします つらい本当に
・「有能な割にはうっかり屋」「泣き言」といい普段古風でかっちりした藤孝が親しい光秀相手には仲の良さゆえのちょっと砕けた台詞回しをするのがたまらなく大好きです
・「拭えず」一コマ目、この回だけに留まらずこれまでのあほ組の絡み含めてもぶっちぎりでしんどいです 表情の伺い知れない光秀、その言葉を受けて目の前の友が自分と同じ夢を見ていると信じて疑わないとでも言うかのように顔を綻ばせる藤孝…
・気が早いなと笑いつつも光秀の丹波平定も信長様の天下統一もそう遠い話ではないと思ってそうで、だからこそのこの笑顔なのかなと思うともう…
・幕府再興の使命感からは解き放たれたけれどやっぱり藤孝はかつて義輝様の夢見た世を実現させるという思いは抱いたままなんだなと感じて嬉しくなりました
・光秀は一族郎党>民だけど藤孝はたぶん家の安泰と民の安寧が等しく泰平の世の中に組み込まれてるんだよなと…青年期にあんな思いして叔父上と皆に誓った光秀と、幼い頃から義輝様の側にいて共に大きなものを見据えていたであろう藤孝とじゃ見据える方向は同じでも自らがその先に望むものは違うよな
・藤孝の箸の持ち方美しい…(邪念五七五)
・過剰に怯える光秀かわいそかわいいつらい
・「前祝いだ!!」願掛けではなく確信の意味だと良いな…これだけ光秀のことも信長様のことも信じてる人の言なんだからそうに違い無い
・藤孝はずっとほろ酔いで笑いを絶やさなかったのに光秀は顔が白いままで作り笑いしかしてない…藤孝と一緒にいるのにこんなに楽しくなさそうな光秀を目の当たりにすることになるとは思わなかったです悲しい 困り笑いとはいえ最後の最後ツッコミながら素で笑っててちょっと救われました
・二人で酒を酌み交わしながら夜を明かすのたぶん珍しいことじゃないんだろうな…浮かれる藤孝がかわいくて微笑ましくてつらい
・光秀が成果を上げる目的と功を焦る理由が家族や家臣により良い暮らしをさせたい向上心と使命感から信長様の機嫌を損ねて罰される不安と恐怖に完全にすり替わってるのが…
・は…波多野さんー!!領民想いな優しい人がこんなんなってるのは見るに堪えない…兵糧攻めはつくづくギャグで覆い隠せないくらい描写がきつい

前述しましたが「気が早いな」がもう過去最高につらいです 積み重ねによっての光秀への信頼が根底にあるからこそのすれ違いが…
台詞の端々から無二の親友である事が伝わるのがまた苦しい 数年後を思うとあまりにも残酷じゃないですかこれ…

明智光秀父親編

(YA最新号発売の数日前に描いたせいで図らずも後になってダメージを受けた絵)

忍び17巻&政宗さま最終巻発売おめでとうございます~
どちらもいつも以上に描き下ろしが素ん晴らしくて本誌で追ってたにも関わらず未だ噛んでも噛んでもなお味が濃くなる一方といった感じです
特に、の話ですがいやーここにきて明智家要素がこうもぶっ込まれてくるとは思わないじゃないですか……
そういえば発売日からの数日間アクセス数が増えてたのですが感想的なものを期待してくださってる方がいらっしゃったんでしょうかありがとうございます…遅れてになり申し訳ないです 平日夜の体力が無いもので…
言いたいこと多すぎてとっ散らかりそうなので以下箇条書きで忍び17巻描き下ろしおまけの感想メモです

・背表紙まさかの九鬼嘉隆!無骨で豪快な性格とキャラデザ、それに反して冷静な戦略眼…と初登場の鉄甲船構想時から心をわし掴まれてたので単行本収録回の活躍にばっちり沿ってるとはいえ嬉しい大抜擢です(一益そろそろ来ると思ってたんだけどまだ先かな…)
裏表紙の敵味方海賊揃い踏みもかっこいいです スネ毛の存在感…笑
・気になってた赤井直正の病死がおまけで補完されてたー!!ついでに珍しく焦った顔の波多野秀治も見られて新鮮で嬉しい…赤井さんは一コマでもいいからまた回想とかで今後出てきてほしいです というか丹波丹後攻めをじっくり描いてほしい…波多野さんもまた喋ってるところを見たいです
・明智家のお子さん一挙公開とかさすがにもうわけがわからないありがとうございます!!!
顔立ちの受け継ぎっぷりに加えて三男四女説(男の子一人不在だけど)をおそらく採用ということはきっと下の子まで全員煕子さんの子なんでしょうね いや家族の絆に血の繋がりは関係無いし側室との子でも全然いいんですけど…光秀煕子夫妻のオタクとしては嬉しい!(素直)
男の子は光秀似、女の子は煕子さん似と綺麗に分かれてますね~。煕子さん譲りの垂れ目の男の子とか光秀譲りのあの目の女の子とかもちょっと見てみたかった気持ち(でもデコ遺伝子はもれなく全員に継がれている…笑)

個人的に四女ちゃんが一番のお気に入りです 髪型が可愛い…
次女ちゃんは勝気そうな姉御肌そうな表情と所作が煕子さん似の垂れ目にミスマッチなギャップ萌えでまた可愛いです
幼い子供たちに心配される通説50代武将おじさんかわいいね…かわいいしか言ってない 仕方無いだろ可愛いんだから(常套句)
しかしこのページにいる全員が悲しい運命を辿ると思うと……
弥平次くんや光安叔父上が初登場した時をはじめどの家や人物にも同じことを感じますが、ただ知識としてしか頭に無かった人たちがこうして作中に顔を出して一人一人に心と体と人生があることを突きつけられると途端につらくなります
・明智家おまけ二枚目ありがとうございます!!!!弥平次くんよかったね!!
自身が幼かった頃から放浪生活までも苦楽を共にした主君の奥方と瓜二つの姫に想いを寄せてたのは実にこう…某柴田勝家じみた危なさを感じますが!!見た目で得してる
それはそれとして良い雰囲気になってよかったね…お幸せに…
・こちらもまさかの補完が嬉しい千鳥と助ちゃんの接吻カミングアウトでもう最高です…思い出し鼻血ってなんなんだおまえは
水に濡れて髪とか髪留め布がへたってる千鳥かわいい
・最近カバー下の帰蝶様出現率の高さに笑ってしまう

単行本の収録範囲だけでももう十分ですが本誌最新話が…つらい…「終わりの始まり」がもう本当に近いんだなと
光秀は元より千鳥にもますます不穏なものを感じて…

単行本で改めて村重殿謀反までの流れを追ってからまた本誌に返って思ってしまいましたが、光秀の背中を押した「あいつ」って村重殿の可能性もあるんじゃ…となりました のだ将軍だとばかり
私は光秀のあの独白については、彼の裏に黒幕が存在するだとか誰かが彼を唆したとかいうわけではなく、光秀が自身の叛意を芽生えさせるきっかけになった人物に悪く言えば責任転嫁をしたようなものと勝手に解釈しているのですが…どうなるんでしょうね…そう遠くない未来に明らかになりますがね…(胃痛)
作中で年号が出たり「本能寺の変まであと○年」表記されると1582年6月までの残り年数というよりは光秀が濁りきるまでの残り時間で考えてしまうデコオタクなので実質あと2年とちょっとなのかなとか思ってはつらくなります(1581年末には既にボロボロになってるのが官兵衛伝で明らかになってるので…)
そしてただただつらいけれど重野先生が作品内外で一貫して本能寺の変を「起こってほしくないもの」として想って描いておられるのはいちファンとして本当に嬉しいというかありがたいというか沁みますね…最新話ラストのタイトルからも窺えますが

ところで先日こんなものが届いていました…やったぜ!!うれしい!!
大大大好きな扉絵なので嬉しさドンさらに倍って感じです…重野先生がツイッターでおっしゃられてた、本編中で今このあたりで戦ってるって位置関係にキャラを配置してあるコンセプトが粋で素敵ですよね…例によってあほ組一緒にいるし!!
図書カード当たったのこれで二回目なんですが今度フレーム買って一緒に飾ります

終わるまでは終わらないよ

我が母のように

本誌の展開にどんどん終わりが見えてきてここずっとつらいです
光秀に翳りが見え始めること…も勿論つらいんですがそれ以上に信長の忍びという作品の終わりが近付いている現実が本当につらい…
自分がハマったのがちょうど単行本10巻の出たあたりだったんですが、あの頃は官兵衛伝では既に本能寺~山崎を経てこそいたけど忍び本編は織田家的にまだまだこれからというところだったので
個人の体感では終わり無くこのままずっとずっと絆努力勝利で続いていくコンテンツという感覚だったんですよね…歴史モノに対して何を言ってるんだという感じですが
それが今や某変のたった四年前で…
織田信長の死と織田家の終わりを官兵衛伝でこれでもかと見せつけられてて実は更新の度に鬱屈としているんですがいずれ本編もここに行き着くと思うともう本当にただただ悲しいしつらいし嫌です
そして官兵衛伝2巻ラストの年代と描写を加味すると光秀と藤孝が心から笑い合える時間があと三年ぽっちしか残されていないであろう事があまりにも悲しい(出たな本音ェ!!)

絵は弥平次…もとい秀満と光秀の長女さん夫妻の最期の捏造
本編中に無い場面を捏造する時、作中では触れられなかった出来事や心情だからもう公式で重野先生の手によって描かれることは無いだろう…と高を括って好き放題こねくり回していたら後々になって追撃されるというのをあほ組や光秀夫妻で何度も味わったので嬉しいやら申し訳無いやら今は結構戦々恐々としながら二次創作をやってます
(リアルタイムで連載が進行する作品の二次創作をやる上での醍醐味とも言う)
しかし妹さんといい長女さんといい煕子さんに瓜二つのお嬢さん方が煕子さんは絶対言ったりやったりしなさそうな事を煕子さんと同じ顔でする図は本当に面白いですね…
茶器に造詣深い長女さん、流石に明智光秀の娘だなぁといった感じでとても良い

放浪記感想

呑んだくれふたり

ただでさえあんな運命的な出会い方をしたのにそればかりかいちコンビファンとしてずっとずっと焦がれ憧れてたものを公式から最高の形でお出しされて……感無量の一言に尽きます(語彙力が過去最低まで下がっている)
なんかもうただただ互いが互いに出会えて良かったなぁと…

しかし歌褒められて嬉しかったからとはいえあの怖い目も広いデコも隠した状態で気付いたのすごすぎません!?
それだけ今までは詠んだ歌に好意的な反応された経験少なかったのか
そして他の人たちがあんな怖がって夢に出るとまで言われたあの目を怖がる素振りがまるで見えないんですが何なんですかねあの歌人は……

光秀のボッチネタ、そこそこ人当たり良さそうに見えるやつが何であんな友達少ないんだろうと前々から思ってたんですが単に本人が友達作るのヘタだからと分かって笑ってしまった
斎藤家での描写と藤孝に出会ってからのはしゃぎようからして少ないというよりは藤孝がほんとに初めての友達と言える友達なのでは…いやでも三十代後半(通説)で友達0人はさすがに…いやでも…
人目も憚らずガチ嬉し泣きしちゃうデコかわいい…藤孝は光秀が長年感じてた孤独とか自分がその救いになった事とか知らないままなのかな
放浪トークで盛り上がる二人かわいいですね お互いこういう身の上話ができる相手がずっと欲しかったんだろうなぁ…
あの藤孝が死にかける事態とは…絶対のだのだ将軍絡みでは
しかし打ち解けてからの精神的物理的な距離の詰め方がお互い激しすぎる うれしー!!って何だよ

旦那が数年ぶり(つらい…)に心から笑ってるのを見て思わず泣いちゃう煕子さんも良い…
朝倉時代の光秀、仕事がつらくても妻子や家臣たちの前では元気もらって笑顔でいられたり心配かけまいと気丈に振る舞ってたりな図を想像してたのでまさか家でもあんな状態だったとは思わなかったです

藤孝の料理上手逸話ネタが重野先生戦国で見られるとは!密かに願ってたのでうれしみ
料理の腕の凄さそのものもだけど「有り合わせでパパッとつまみを作る」というムーブがかっこよすぎて(しかもあんな酔った状態で)
しかし毎度たすき掛け似合ってますね…たすき掛け+三角巾と言えば光秀も昔していた格好だ

こんな出会いと再会と親交を経ただけでなくこの後十数年続く無二の親友になるんだからもう運命的という他無いじゃないですか……最新話もよかった……
そして仲の良さが盛られれば盛られるほどに官兵衛伝がつらくなる

以下いつもの捏造妄想絵

マイ包丁は逸話ネタです
密かに熱烈に願っていた煕子さんと藤孝の絡みが見られて嬉しかった…

冒頭のとこれは4月に重野先生があほ組のイラストをツイッターにアップされた時に衝動描いたものです
重野先生戦国で主従や同僚、夫婦に友人と親しい間柄同士の人達がお酒飲んでる描写がすごく好きで…
この二人でも見たいなと夢見ていたので当時ほんとに嬉しかったです(まさか次いでこんな連載が始まってこんな濃厚なあほ組がお出しされることになるとは…)
いっぱい他愛無い話をしてほしい…