「十四日の間…私は何をやっていたのだ…」「現実逃避じゃないですかね…」

本誌前号読んだ直後の二、三日の間胃を壊したりだとか本誌の影響かは分からないけどその後に慢性蕁麻疹を発症したり体重が激減したりしましたがたぶんもう元気です
いや常日頃から信長の忍びに人生と体調を狂わされているオタクを自称してますけどここまでかよと笑っちゃいましたね…(他人事)
それはそれとして官兵衛伝2~4巻の間で謀反起こすまでの光秀を誰かが心配してくれていた描写が一目見て不調を見抜いた官兵衛以外に無かったのが今の今までもう本当にずっと辛かったので、藤孝や家臣たちだったり前号の千鳥と助蔵だったりが気にかけてくれてる事に凄く救われてます まあ各人心配の方向性はズレまくってるんですが…誰もが光秀を信長に不満など抱くはずも無い忠臣と信じ抜いてしまってるが故だからしょうがない…つらい 最近ずっと本誌感想で「つらい」「救われた」しか言ってなくない?
あと放浪記全編を通して光秀の行動原理を大きく二分したものの内の一つが「才能を活かしてもらえる場所で働きたい」と示されてたけど、主君ありきで成り立つと言えるこの志が馬揃えの成功から得た自負と優越感によって自身の地位と才覚のみで独立させられるものへと変質してしまっていたのがかなり抉られました あまりにも光秀に似つかわしくなくて…
でも後に藤孝からは結局天下人の器じゃないと一蹴されるっていう笑
官兵衛伝のあの場面、玉ちゃんからも身内目線でキレの良いツッコミ入れられてて絵面も全部面白くて大好きなんですけど台詞の額面から感じるほど藤孝は光秀の事を過小評価しては無いと思うんですよね そもそも一コマ上ではベタ褒めしてるし
勝ち馬では無いから乗らなかった(乗れなかった)、が何よりだけどやっぱり藤孝にとっては信長ただ一人だけが日本中で唯一天下を治められる男でその代わりなど存在し得ないという英雄視が強いんだなと感じられて藤孝推しとしても好きな場面です
これは妄想ですが上記の思想から光秀に対して自分と同じく信長を下で支え続ける者という仲間意識があったんじゃないかなぁと 光秀以上の家臣体質というか、あれだけ優れていながら自身が主君に成り代わって頂点に立つなんて発想はまるで出てこないひたすらに尽くす側の人というか…色々と似通ってるのに決定的な所では噛み合わない二人…
明智細川何年噛んでも噛んでも尽きずどんどん味が出てくるすごい…という毎日を送れて幸せです

以下現実逃避で描いてたものたち

#光秀かわいい
即物的なかわいさは重野先生の漫画本編やイラスト見れば全人類が理解できると思うので個人的に内面でかわいいよな~と思うところをチョイス
光秀と言えばドヤ顔か滝汗と言うくらいには(言うかな…言うかも…)自信家でかっこつけな面があるキャラなのにすっかりその表情が鳴りを潜めてしまって痛々しくて悲しくて恋しいのでドヤ顔分補充のために描きました
返す返すもあざといじらしい要素の多いやつだなと思います

たのしい無礼講明智家
前号の「すまねえ武術と無礼が売りなんで!!」でめちゃくちゃ笑いました 無礼に自覚あったのかよ!!しかも売りにしてるつもりだったのかよ!!好き
お題絵除くと弥平次改め秀満から庄兵衛の名前呼んだの何気に初めてで嬉しかったです
ボケツッコミの役割分担が明確でネタに噛ませやすいであろう庄兵衛秀満コンビに比べ扱いづらいのか利三がめっきり登場しなくなって久しいなと思い手前に大きく描きました 最後に出たの放浪記ラストと単行本描き下ろしなのでは…寂しい…

真夏の光秀夫妻
煕子さんの服装は当時の女性が夏季にやっていた腰巻姿のつもりなんですが色ついてないので何が何やら分かりませんね…
光秀の足は水張った桶に浸すつもりだったんだけど奥さんに暑い思いさせといて自分だけ涼を取るような事しなさそうだなと思って没ったらわざわざ猛暑日に縁側で陽に当たるという妙な絵になってしまった(計画性皆無)

親友呼びされるちょい前くらいの想定の謎シチュ絵
他人からの好意を低く見積もりがちなのかわいい…もっと親友面しろ…