終わるまでは終わらないよ

我が母のように

本誌の展開にどんどん終わりが見えてきてここずっとつらいです
光秀に翳りが見え始めること…も勿論つらいんですがそれ以上に信長の忍びという作品の終わりが近付いている現実が本当につらい…
自分がハマったのがちょうど単行本10巻の出たあたりだったんですが、あの頃は官兵衛伝では既に本能寺~山崎を経てこそいたけど忍び本編は織田家的にまだまだこれからというところだったので
個人の体感では終わり無くこのままずっとずっと絆努力勝利で続いていくコンテンツという感覚だったんですよね…歴史モノに対して何を言ってるんだという感じですが
それが今や某変のたった四年前で…
織田信長の死と織田家の終わりを官兵衛伝でこれでもかと見せつけられてて実は更新の度に鬱屈としているんですがいずれ本編もここに行き着くと思うともう本当にただただ悲しいしつらいし嫌です
そして官兵衛伝2巻ラストの年代と描写を加味すると光秀と藤孝が心から笑い合える時間があと三年ぽっちしか残されていないであろう事があまりにも悲しい(出たな本音ェ!!)

絵は弥平次…もとい秀満と光秀の長女さん夫妻の最期の捏造
本編中に無い場面を捏造する時、作中では触れられなかった出来事や心情だからもう公式で重野先生の手によって描かれることは無いだろう…と高を括って好き放題こねくり回していたら後々になって追撃されるというのをあほ組や光秀夫妻で何度も味わったので嬉しいやら申し訳無いやら今は結構戦々恐々としながら二次創作をやってます
(リアルタイムで連載が進行する作品の二次創作をやる上での醍醐味とも言う)
しかし妹さんといい長女さんといい煕子さんに瓜二つのお嬢さん方が煕子さんは絶対言ったりやったりしなさそうな事を煕子さんと同じ顔でする図は本当に面白いですね…
茶器に造詣深い長女さん、流石に明智光秀の娘だなぁといった感じでとても良い

麒麟がきた

あけましておめでとうございます(激遅)
本年ものんびりまったりのへのへひっそり光秀と藤孝とあほ組を推していこうと思いますのでよろしくお願いいたします

ついに麒麟がきましたね…
なにぶん大河どころかテレビドラマすら…もっと言うとテレビ自体をすら普段ろくに観ない人間なので
長時間テレビに貼り付いてられるのかとか三次元に耐性無いのに大丈夫なのかとかめちゃめちゃ心配だったんですが75分があっという間に感じられるくらいに面白かったです
視聴後もツイッターで人様の感想解説考察やイラストなどを漁っていたら日曜夜があっという間に過ぎていってしまった…これが一年続くのか~
理知的な面が端々に見受けられるも直情的で若く青い明智光秀のキャラクター像が新鮮で忍び光秀とはまた違ったあざとさで面白可愛かったです
そしてサンタ爆弾正のキャラの濃さよ…尻を触るな尻を
放送までに紆余曲折あったしトータルの話数も色々の影響で割を食ってたりでなんだかなぁという気持ちですがそういった憂慮を跳ね除けるくらい良いものを観続けられることを期待してます
細川藤孝の登場はもう数話先とのことなのでワクワク

史実(逸話)ネタです
忍び藤孝は和歌ひとすじ過ぎるから若い頃に教養軽んじてたってのが全く想像できない…
つくづく幼少期青年期を公式で見たい人です


史実ネタその2
義輝様の横死後、藤孝が京を脱出する時にまだ小さかった忠興(熊千代)を乳母に預けて実質置き捨てにしたというアレです
いくらその時そうするしか無かったから乱世だから…と言っても民の暮らしに心痛めるような人が血の繋がった息子置き去りにして何年も離れ離れでいてそんな簡単には割り切れないよねっていう…
五体満足で他家の人質に出すことも悲しんで嫌がるくらいには価値観と情の深さが現代と変わらない重野先生の戦国世界だから尚更
家族を人一倍大事にする光秀に正直に打ち明けたら幻滅されるのではと思って(巡り会えたばかりの気の合う友人の心が自分から離れてしまうことを恐れて)言い出せなかった…というくだりを考えていたのですがクドくなりすぎると思ってカットしました
こう完璧超人細川藤孝の人間くささというかそういうのをね…積極的に出していきたいよね…いや忍び藤孝はこっちが捏造するまでもなく公式で情に厚い男ですが
もしかしたら若干シリアスっぽい雰囲気で続くかも

20191231

数日前に描いた聖妻
描き納めは忍びにハマった年からずっとあほ組にしているのでこれから夜の間に何かしら描くつもりです(今年でもう四回目になるんだなぁ…)

今年も一年ありがとうございました
2019年と言えば何と言っても放浪記の連載でしたね…
私には悲願とも言うべき(重い)光秀と藤孝の出会いと交友が公式で描かれてもうずっと夢見心地です

思い切ってサイトを立ち上げてみた年でしたがどれだけ稚拙でも備忘録的に感想など色々文章の形で残しておけるのは後から見返した時のことを考えると面白くて良いですね
そしてpixivもですが見てくださっている方がいるというのは自分にとってめちゃくちゃ励みになります…いつも本当にありがとうございます

更新頻度を見ていただければ察せられるかもしれないのですが…
今年度からリアルの生活が大きく変化したことで、元々遅筆であることも相まって日頃なかなか時間を掛けた絵を描くことができなくなってしまったので
高まり続ける熱に反してなかなかその発散をできなかった事が心残りですね…

来年も恐らく超のへのへ更新ですが、気が向いた時にでも覗いていただければ幸いです

十数年来の

ツーカー親友

忍び最新話…ついに祝言挙げた後の忠興夫妻が忍び本編に登場しましたね
幸せ絶頂といった忠興のレアすぎる柔らかい笑顔と大人びた玉ちゃんが素敵なんですがどうしても玉ちゃんを優しい表情で見守る義父歌人のほうに目がいってしまう
ずっと昔からの付き合いがある友人の娘が輿入れしてきたんだから同盟とかそういう政略面よりも晴れがましい気持ちや大事にしたい気持ちがひとしおだろうなぁと…
後の事を考えると本当に辛い…幸せだった頃の細川家がもっと見たいです(重野先生がTwitterでおっしゃられてたことだし麝香さんのビジュアルも…)(ビジュアルは固まってると明言されてるのにお出しされない現状あまりにも生殺しすぎる)

そういえば大好きな「奴は有能な割にはうっかり屋で~」について語ってない気がするのでここらで語っておこうか…
ギャグシーンとか除けば普段は古風でかっちりとした話し方や語彙の選び方する藤孝の口から「うっかり屋」って砕けた表現の言葉が出てきたのがもうほんと何とも言えないかわいさがあって大好きなんですよね
気の置けない友人としての目線で評したあくまで軽口っぽい感じというか…欠点を指摘してはいるけど決して軽んじては無いむしろ親愛の情を感じさせるような言い方が…
足を掬われる事が「よくある」と頻度について話してるのもミソだと思ってます 何年も前からずっと見てきたんだもんなぁ日常でも戦場でも…
どうせそういう時には自分が助け舟出してやってたんだろ……知ってる……
あとあそこ初めて見た時は光秀→藤孝が終始敬語で畏まった話し方なのに対して藤孝は「奴」呼びだったのも結構な衝撃でした 通説六歳差とは…(いつもの)
しかし放浪記読んで改めて思ったけど藤孝は他の人に増して光秀を高く評価してるように見えてなりませんね

pixivのキャプション、基本短く簡潔にスッキリとを心掛けてるんですがこの台詞に関してだけはいいよね…の主張をしておかねばならんと謎の使命感に駆られて言及してしまったのでした

先月の中頃には京都でやってた明智細川関連の展示三ヶ所を(すごい滑り込みで)回るなどしていました
光秀藤孝忠興の連署書状とか藤孝夫妻の肖像画現物とか巷で話題になってた藤孝と里村紹巴さんの和歌添削とか色々見られて良かったです
来年春には永青文庫で何やらやるらしいのでそっちも行きたい…カービィカフェも常設されることですし…(?)

放浪記感想

呑んだくれふたり

ただでさえあんな運命的な出会い方をしたのにそればかりかいちコンビファンとしてずっとずっと焦がれ憧れてたものを公式から最高の形でお出しされて……感無量の一言に尽きます(語彙力が過去最低まで下がっている)
なんかもうただただ互いが互いに出会えて良かったなぁと…

しかし歌褒められて嬉しかったからとはいえあの怖い目も広いデコも隠した状態で気付いたのすごすぎません!?
それだけ今までは詠んだ歌に好意的な反応された経験少なかったのか
そして他の人たちがあんな怖がって夢に出るとまで言われたあの目を怖がる素振りがまるで見えないんですが何なんですかねあの歌人は……

光秀のボッチネタ、そこそこ人当たり良さそうに見えるやつが何であんな友達少ないんだろうと前々から思ってたんですが単に本人が友達作るのヘタだからと分かって笑ってしまった
斎藤家での描写と藤孝に出会ってからのはしゃぎようからして少ないというよりは藤孝がほんとに初めての友達と言える友達なのでは…いやでも三十代後半(通説)で友達0人はさすがに…いやでも…
人目も憚らずガチ嬉し泣きしちゃうデコかわいい…藤孝は光秀が長年感じてた孤独とか自分がその救いになった事とか知らないままなのかな
放浪トークで盛り上がる二人かわいいですね お互いこういう身の上話ができる相手がずっと欲しかったんだろうなぁ…
あの藤孝が死にかける事態とは…絶対のだのだ将軍絡みでは
しかし打ち解けてからの精神的物理的な距離の詰め方がお互い激しすぎる うれしー!!って何だよ

旦那が数年ぶり(つらい…)に心から笑ってるのを見て思わず泣いちゃう煕子さんも良い…
朝倉時代の光秀、仕事がつらくても妻子や家臣たちの前では元気もらって笑顔でいられたり心配かけまいと気丈に振る舞ってたりな図を想像してたのでまさか家でもあんな状態だったとは思わなかったです

藤孝の料理上手逸話ネタが重野先生戦国で見られるとは!密かに願ってたのでうれしみ
料理の腕の凄さそのものもだけど「有り合わせでパパッとつまみを作る」というムーブがかっこよすぎて(しかもあんな酔った状態で)
しかし毎度たすき掛け似合ってますね…たすき掛け+三角巾と言えば光秀も昔していた格好だ

こんな出会いと再会と親交を経ただけでなくこの後十数年続く無二の親友になるんだからもう運命的という他無いじゃないですか……最新話もよかった……
そして仲の良さが盛られれば盛られるほどに官兵衛伝がつらくなる

以下いつもの捏造妄想絵

マイ包丁は逸話ネタです
密かに熱烈に願っていた煕子さんと藤孝の絡みが見られて嬉しかった…

冒頭のとこれは4月に重野先生があほ組のイラストをツイッターにアップされた時に衝動描いたものです
重野先生戦国で主従や同僚、夫婦に友人と親しい間柄同士の人達がお酒飲んでる描写がすごく好きで…
この二人でも見たいなと夢見ていたので当時ほんとに嬉しかったです(まさか次いでこんな連載が始まってこんな濃厚なあほ組がお出しされることになるとは…)
いっぱい他愛無い話をしてほしい…