牛投げ伝説

放浪記12話の衝撃と熱が一週間経っても尚醒めず毎日挙動不審に過ごしてます
落ち着いたら感想の絵と覚え書きを描きたいけどその間にも再会回がくるんだろうな…怖い…命がもたない…

凸凹家臣コンビの出番が多くて嬉しい限りです
光秀と藤孝もだけどこの二人も通説通りであれば年齢が身長の大小と逆なんですよね…かわいい
二人での会話らしい会話がまだ無いのでお互いの呼称が明らかになってほしい願望含め残り話数に期待してます

忍び本編放浪記で顔出てたモブ家臣さんが明智光忠さんだった事にめちゃくちゃびっくりしました

放浪記感想

ずっと描きたかったものを形にできたりずっと行きたかった所に行って見たかった景色を臨めたりしまくったせいなのかここしばらくアウトプット方面の燃え尽き症候群っぷりがすごいです
(超一時的に)あほ組創作熱が落ち着いてる間に清書できないまま溜まり放題溜まった他のキャラの絵を描かねば…とは思ってはいるんですがリアルが慌ただしくてそれもなかなかできそうに無く歯痒い…インプット期間と割り切ります
来週は三連休フルで休めそうなので流石に何か描きたい…(不吉な旗を立てるな)

放浪記は怒涛の明智夫婦供給でこちらも頭と筆が追いつかない…
煕子さん優しくて寛大なのは元々の性格も勿論あるだろうけど決してそれだけでは無く、自分を選んでくれて沢山の幸せをくれた他の誰でもない光秀だからどうしようもないところも許せるし好きなんだよ…とずっと脳内で主張していたので4話~6話でずっとゴロンゴロン転げて悶えてました
年相応にはしゃいだり気負いすぎたり不安で泣いちゃったりな面もたくさん見られてとてもとても嬉しい…
(至極どうでもいいけどこれを後天的聖妻説と命名して自分の中で掲げていた)
その生来の心優しさが育まれた家庭の存在に踏み込んで描写されたのも嬉しかったです…娘溺愛するお父上も身代わりにされた時真っ先に自分より姉の心配する妹さんも仲睦まじさが伝わってきてとても良き
煕子さんにとっては初めて恋をした人もそれからずっと何年も想い続けてた人も、想い人との縁組や女性としての幸せ何もかも諦めざるを得なかった自分を掬い上げて受け止めてくれた人も一生ついて行くと決めた人も全部光秀で、人生全て捧げてるに等しい相手なわけで…
そんな人を笑顔で死地に送り出さなければならない十代人妻のことを思うともう…乱世…(行き場の無い憤り)としかならない
誰か終わらせてくれこんな乱世…あれ結果的に長引かせたのは誰だっけ

嬉しい誤算だったのは光秀がすごいガンガン愛情表現しまくるタイプだったことですね…
生真面目&かっこつけが邪魔して他の男性陣のようになかなか大っぴらにイチャイチャできないやつだとばかり思っていたので意外や意外でした(まだ若いしずっと想い合ってた人との縁組が叶って新婚ブーストかかってはしゃいでたらああもなるか…)
放浪記と比べて見返してみると忍び本編明智夫婦の落ち着きようが熟年夫婦特有のそれに見えてきておいしい
ところで敬語と煕子殿呼びを改めたのはどのタイミングなんですかね!?
想像の余地が残されてるのは楽しくもあるけどやっぱり公式で知りたい思いが強い…

そして最新話でついに大大大好きで愛してやまない溝尾庄兵衛さんが登場して完全にキャパオーバーです
前髪と髷短くて毛先が丸っこいかわいい…後年の豪胆さはどこへやらな初々しさがたまらない
心の中では昔から庄兵衛くんと呼びつつも公の場(?)では「いや一武将に対してくん付けは流石に失礼では?」と(??)控えるようにしてたんですが最新話を見てるとこれ堂々と庄兵衛くんと呼んでもいいんじゃないかと思えてきました(???)
次回以降で殿だけじゃなく弥平次くんや煕子さんとの絡みが見られることを願ってます(特に後者は本編では見ることが叶わなかったので…)
努力青春ラブコメって雰囲気でこれまで話が進んできたところにとうとうマム郎を始めとしたほのぼの日常でカバーしきれないくらいの暗雲が立ち込めてきておつらい

特に放浪記は関係無い明智家ほのぼのまんが
家臣同士の絡みも聖妻と家臣団の絡みも公式で見たい…
なんとなく庄兵衛くんは大酒呑みなイメージです(雰囲気が太兵衛と似てるからでは?)

20190822-0824


先日言ってた天授庵の桔梗を見られたので…
晩夏に訪れたのは初めてだったんですが緑の天授庵も素晴らしいですね



適当に何枚か
ここはいつ来ても外部の空間から切り取られたような静謐を湛えてて本当に良い…
秋?うんまあ…うん

拝観日が図らずも藤孝の命日、旧暦8月20日の数日後だったので…というわけでは無いけど(その日宿に帰ってから気付いた)藤孝・麝香夫妻の墓参もしてきました
天授庵、瓦とかいろんな部分に細川九曜が見られるんだけど恐らく藤孝のお墓にだけ五三鬼桐の意匠が施されてて細川藤孝の墓なんだなぁ…となりました(語彙力が無さすぎる)

あとずっと見たかった眺めをようやっと臨めた記念…宮津八幡山からの天橋立
これまで何度か登ろうとはしてたんですが当日の天候に恵まれず断念しまくりだったのでよく晴れた日に無事に登城できて嬉しかったです
天正8年8月に藤孝による城攻めがあった場所なのでこちらもこの時期に来られて良かった…
雨上がり直後だった上に普段が覚醒前の義景・龍興並みに引きこもりなダメオタクなので展望台までの道中何度も滑ったり転んだりして現在進行系で青アザが痛みますが
明言されては無いけど藤孝が初めて天橋立を見た場所ここだったのかなとかその時光秀も一緒だったのかなとか不純な思いを馳せてました

出会った頃の話

※画像リンク先pixiv

持てるものは全て出しました(技巧の類では無く捏造設定の話)

忍び118話での光秀と藤孝の旧縁に言及したナレーションと両者の境遇からずっと二人の出会いやら交流やらの妄想を脳内で募らせていたんですが普段に輪を掛けて捏造甚だしいせいかなかなか漫画の形にする事ができなかったんですよね…
そこに放浪記の連載開始と藤孝が重要キャラっぽい立ち位置のカラー扉が飛び込んで来て…これはもうこの機を逃したら一生描く事が無くなってしまうと直感してもったいない精神でネーム切って描き上げるに至りました
朝倉家にいた頃の光秀は家族や家臣を養わなければならない当主としての立場上でも、培った自身の力を有能な主君に活かされたいという個人の感情的にも相当に窮屈な思いをしていた事が想像に易いのでこの頃交流を深めていたであろう藤孝の存在が少しでも救いになっていたらいいなぁと
(同時に似た性根・境遇の藤孝もまた光秀に救われていたら私が嬉しいし今回のはそこについても描きたかった)

これも前に同じ捏造設定前提で描いたやつ…
藤孝に対しては心(と目)を開く光秀・義景にやきもきする藤孝・教養人同士だからか藤孝には好意的な義景…と色々描きたいもの詰め込み放題した割には綺麗に纏まったので結構気に入ってます
出会いも交流もたぶん近いうちに公式で見られると思うと本当に喜びしか無い…朝倉家仕官前に出会ってる可能性もあるんですよね…楽しみすぎる

自尊心はそれなりに高くありながらも謙虚さから転じて自己卑下しがちな光秀が、戦国一の教養人にして名将な完璧超人細川藤孝に対して劣等感など抱かず胸張って肩を並べて自ら「明智・細川組」を名乗ってるの本当に貴い友情だと思います

見し夢を違え侘びぬる夏の夜

こんな形でしか夢枕に立ってくれない

ごくたまに…一年に一回くらい…もっと言うと毎年六月になる度こういう仄暗いのを描きたくなる衝動に駆られます
考えるだけの分には毎日と言って良いほど常に考えてるんですが

あの局面ですまぬって言葉が出たあたり見捨てた罪悪感はずっと付いて回ってそうだなと思うんですよ(ただの願望なのでは…)
無二の親友であり縁戚・組下でもあるという義理的にも軍事的にもいの一番に頼られる自身の立場を理解しながらも切り捨てざるを得なかった心痛もだけど、かつて志を共にして長年手を携えていた友人がもしかするとずっと主君への叛意を内に秘めていたのかもしれないという可能性を抱えたままあの後十年二十年と生き続けることを考えると胃が痛くなります
せめて光秀の叛意の芽生えが変のごく直前であったことを藤孝も知ることができれば少しは気が楽になるんじゃないかとか考えるんですが…秀吉や官兵衛伝てに利三さんの言葉を聞かされてたりしないかな…
あほ組まわりを抜きにしても官兵衛伝や政宗さまであの後の藤孝や忠興が見たいです

しかし藤孝の墓所に桔梗が咲くのめちゃくちゃエモーショナルですよね…しかも桔梗の開花時期は六月っていう…何の因果だ