すれ違い

天正九年末の

本誌で光秀の異変の顕れとそれを気に掛ける弥平次のやりとりを見てしまったので余計にあの人相を前にした藤孝が見たくなってしまう
官兵衛伝38話での藤孝、普段彼と並ぶにはあまりにも珍しすぎる面子(丹羽さん恒興)と顔を揃えているのがずっと気になってて…年始の挨拶で登城する事自体は何も珍しくないですけどだからこそというか…
某変直後の登場に先駆けての顔見せ以上の意味は無いとは思いますがそれでもあれこれ考えてしまうオタクごころ
あの状態の光秀と直接言葉交わしてたら心がざわつくしニアミス止まりでもそれはそれでおいしい
というか今こそ信長様に重臣筆頭として褒められてる事実があるからまだ庄兵衛も弥平次も楽観的だけど二人には光秀がこんな状態になってしまうのって二度目の事なんですよね…辛い

ここ数ヶ月いや一年ほど(何なら元を辿れば初めからずっとなんですが)自他も作品も問わず二次創作のスタンスについて思う所が多くて悩んでいたんですが最近やっと自分の中で整理が付いた気分
SNS文化の発展等によって公式とファンの距離感が時代に伴って移ろおうとも二次創作というものがお目溢しを頂いているだけに過ぎない行為であるという事はこれからも肝に命じていたいなと思いますね…少なくとも自身にとっては
ちなみに「仮に読者層を問わず閲覧できる忍びのおたよりコーナーがあったとしてそこに載せられても恥ずかしくないものか?」はファンフィクションを公開する上での指標にしています 自己満足の自分ルールでしかないですが…

20220320

お久しぶりです ややネガティブな記事を最後に間が空いてしまい申し訳ないです
最新話まで読んでほ…本願寺編というか教如三位夫妻マジで本当にこれで終わりなのか…そうか…となってしまってますが…

昨年の今頃に重野先生が描かれていた光秀夫妻のイラスト…のオマージュっぽいもの 下書き時点だと手を繋いでたんですが構図的に画面に収まりませんでした…
煕子さん、放浪記連載以降は年齢を問わず桃色の小袖が定着した感ありますが個人的には14巻の裏表紙や背表紙での青系・水色系がご本人の雰囲気にも光秀のメインカラーの濃紫ともマッチしてて好きなのでいつもそっちで塗ってしまいがちです 現状背表紙絵でしか見られない水色桔梗柄の打掛を着てる煕子さんはいいぞ
Twitterでも言いましたが煕子さんが口閉じたまま笑った時に大きめのにっこりへの字口になるのがすごく好きです可愛い

目閉じ笑顔も描きたかったので差分

あと一度試してみたかったネットワークプリントに上の絵を登録してみました
描いた人間に一切お金の入らない二次創作面安心仕様となってますので欲しい方や出先でお金を崩したいも特に買いたいものが無い方がいらっしゃいましたらよしなに
4/19までユーザー番号:KP26NJW32N で印刷できますー
差分遊びといいこういうおまけコンテンツ的なものはもっとここに増やしていきたいですね…こんな辺地まで見てくださっている方へのちょっとしたお礼と言いますか

追記でいただいていたコメントの返信です

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20220109

明けましての初更新ですー今年もよろしくお願いします

20220109sanmi

ぽんこつめぎつね三位殿 まるんとした頭とキツネしっぽにぶかぶか打掛のデザインかわいくて大好き
デフォルトでハイライトと虹彩のあるキャラクターの瞳が真っ黒になる絵ってかなりインパクト強い演出ですが、他だと千代女に髪留めを燃やされた時の千鳥・長政に殉じようとしたお市と壮絶な場面ばかりなのを思い返すと…文字通り光を失って絶望や虚無に長いこと取りつかれてたのであろう三位殿が復讐以外の生き方をやっと見出してくれて本当に良かったという気持ちしかないです
こないだ言ったばかりですが私が忍びにハマったのって2016年末だったので、三位殿の暗躍は私にとって初めて完全な単行本での後追いでなくリアルタイムで追い始められたエピソードだったんですよね…その分より感慨深いというか
顕如に策を進言するという同じシチュエーションでありながら本願寺に身を寄せたばかりの頃と現在とで彼女の思惑が全く別のものとなっている状況がまた胸アツで…
家族を喪ったがゆえに復讐の鬼に取り憑かれてしまった彼女を光に引っ張り上げたのが新しい家族という構図もたまらないです

惜しむらくは彼女が夫の教如に惹かれていく歩みが作中でほぼ…いやまったく描写されなかった事ですかね…(如春尼以外の人と深く関わってた場面って対孫市くらいだったような…)
尺の都合等諸々の事情は勿論あるんでしょうが、長年心境と関係性の変化に注目と期待をしていた夫婦だっただけに次号からの盛り上がりや最終的な着地点を思うと残念でした

20211231

年の暮れも暮れですが本年も閲覧・コメント等ありがとうございました、月並みな言葉でしか表せませんがいつも本当に励みになってます
ツイッター始めてみたりと今年も色々あったはずなんですが11.12デコピン事変ですべて吹っ飛んでしまった気持ちに…
つくづく本編の展開がああなので来年の今頃は果たして同じようなテンションでいられるだろうかとどうしても考えてしまいますね…いや毎年同じような心配しながら一年過ごしてはああ今年も乗り切れたぞと安堵してる気もしますが(何の修行だ…)
ともあれ来年もよろしくお願いします

毎年恒例にしている描き納め明智細川です 光秀へのカウンターに定評のある藤孝
時期あまり細かくは考えてないですが少なくとも藤孝が織田家に来て以降という程度には年数経ってるかなというぼんやりとしたイメージで描きました
言動の端々からIKEMENを演出しているので是非感じ取っていただきたいです いや公式の歌人のデコ特効IKEMENっぷりはこんなもんではないですが…かっこつけたがり男のすぐそばに万事達人完璧超人がいるのいいよねというアレ

そして上でこんな事を言っておきながら7月~の更新が滞ってた期間中にいただいていたコメントへの返信漏れがあったようで…たいへん申し訳ありません
非常に遅くなってしまいましたが追記部分でお返事をさせていただきます

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「どうやって立ち直ったんですか?」「デコにピンしてるの見たらスーッと」「キッカケそこじゃない!!」

そんな心境

本誌読んでから二週間ほど経って…いや初め三日四日は本当に落ち込みまくってたし今もおつらいことに全く変わりは無いんですが…一年前に比して絶望のドン底からの回復が早かったので自分でも少し驚きです
本当に”なかなか酔えない”の傷が深かったのだなと…図らずもこういう形で自覚をしてしまいました
別のしんどさは増えましたが少なくとも「光秀と藤孝」に関してはだいぶ救われた気持ち




デコピンだけで元気が出たわけではないですがデコピンでめちゃくちゃに元気が出たのも事実です
いやほんと大のビビリでかつ自他共に認める交友関係の激狭さを誇るあの光秀が、唯一弱音を吐ける貴重な存在の友人に対して「元は立場が下だった自分に上に立たれて怒ってないか」なんて問いをぶつけるってすごく勇気の要る事だったんじゃないかと思えてならないんですよ…ともすれば友情にヒビが入ったりしこりを残しかねない際どい話題だし
そしてがんばって聞いたであろう光秀には敬意を表したいけど(何様?)これだけ長年親しく付き合ってるにも関わらずそんな事を気にしてると勝手に思われてた藤孝の側が怒るのも無理ないよなとも思うしその怒りの湧き方ぶつけ方がもう親友10すぎてお手上げです
未だ幸せに慣れてないんですこのデコ…許してあげて…
それにしても放浪記で初めて出会った時の互いにガチガチに礼儀正しい態度と見比べると延々ニコニコしてしまう こんなに仲良くなって…

感想でも言いましたが寝姿が無防備すぎて寝息があざとすぎて無限に笑える
それら全部酒のせいだけど親友と一緒だからこそこんなにまで酔って脱力した表情見せられてるんだよなと思いたい…あと膳ぴったりくっつけて飲んでるのかわいいです
返す返すも教養人で名将で数千数万の人の上に立つ重臣ふたりがこんな腑抜けきった顔見せたりふざけ合ったりしてる情景にしみじみとしてしまう このふたりに限った話では無いですが…

そういえば前の記事で上げた絵、描いてから数日経って脳が煮詰まったことでセルフ解釈違いを生じさせてしまったので表情をちょっと修正してこっそり差し替えるなどしました
自分も一介のオタクなので(?)たまに年上らしさを見せたり藤孝から有利を獲ったりする光秀などを想像する事があったんですが本誌読んでああこいつはもう一生この最強歌人には勝てないんだなとなってしまい
一生藤孝に敵わない光秀でいてくれ…(限界)